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x31hook's blog

何の考えもなくフリッカーアカウントを削除したせいで古い記事の写真がありません。あしからず。

911からもう4年

(このエントリーは、該当日付にmixiにアップしたものです。)
先日、テレビであの時の消防士たちの交信の状況を聞いた。皆それぞれ必死で戦っているさまが伝わってきて、いたたまれない気持ちになった。

歴史上には今までいろんな事件があって、当然もっと辛いこともあったんだろうけど、あの時、二機目が突入する瞬間を、テレビとはいえ生で見てしまった私には、今まで生きてきた中で最も衝撃の強い事件となった。時差の関係で、実際に光景を見たのは4年前の明日なのだけれど。

当時は概要や首謀者や何やかやが判明しておらず、一機目は事故でないはないかと言われており、現場を中継している映像が流れているその最中の二機目の突入。まるで吸い込まれるようにビルの中に消えていく機影。これはおかしいですよ、と、テレビから声がしていた。

悪夢かと思った。こんなことが現実に起こっていいのか、と。本当の悪夢はそれから次々に明らかになっていったのだが。

この時期になると、いろんな番組であの時の映像が流れる。何度見ても戦慄が走る。決して慣れることはない。もちろん慣れてはいけないと思うのだけれど。

日常の平和の生活の中では殆ど気付かないけれど、世界は様々な問題を内包したままである。

かつて台湾に住んでいたとき、中国とは緊張状態にあった為、街のいたるところに戦争のにおいがあった。高速道路には中央分離帯の代わりに鉄の棒が立っていた。有事には滑走路に転用する為だ。空港には、到る所に芝生を植えた小山があり、上空からは見えないように軍用機が格納されていた。海にはロープが張ってあり、越えると笛を吹かれた。実弾の入った銃を持った警備兵が、こちらを向いて銃を構える。月に一度ほど軍事演習があり、空襲警報が鳴る。父親が飲み屋で飲んでいて、外が騒がしいと思って出てみると、戦車が走行している。
当時は子どもだったからその意味をあまり考えることはなかったが、今でもはっきりと覚えているのは小さいながらにはっきりと形になっている大きな力というべきものが衝撃だったのだろう。