x31hook's blog

何の考えもなくフリッカーアカウントを削除したせいで古い記事の写真がありません。あしからず。

東京紀行二日目

日曜日

前日にやりたいことの殆どは消化できていた為この日の目的は非常にシンプル。
その1 両国国技館(二人とも相撲好きな為)
その2 江戸東京博物館(家人が江戸好き、歴史好き)



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うまいことにこの2つはほとんど隣同士
しかも地図で見たらホテルからも割と近いので、隅田川を渡ってブラブラと歩いていくことにした。

ずんずん南下していくと、大きな建物が見えてきた。まずは国技館から攻めようと門から覗き込んだら、門と建物との間に相撲関係者らしき屈強な若者(おそらく大学生)が二人、机を出して立っている。入れないのかなぁ・・・と思いつつ、恐る恐る進んでいくと、
「あのう、ちょっと・・・」
と声をかけられた。やっぱダメかと思ったら、荷物チェックをしただけだった。(何を想定してのチェックかは良くわからなかった)

国技館の中に入ってみると、まわし姿の少年が至るところにいた。どうやら全国大会らしい。応援している親御さんたちが席に座っている。折角なので何となく混じって観戦。気付いたことは、テレビで見るよりも国技館の内部って狭いなぁということ。もっと凄く広いかと思っていたので驚いた。

その後国技館内部にある相撲博物館(大鵬こと納谷さんが館長)を見学。一部屋しかないのだが、貴重な写真や資料などがあった。さらに驚いたのは見学に来ていたお客さんの口から、「昭和30年代に幕内におじいちゃんがいた」みたいなことが聞こえて、すげぇなと思った。

国技館を後にして、江戸東京博物館へ。今回の旅を通してそうだったのだけど、直前に猛威を振るった低気圧の影響で風が強い強い。チケットを購入するのにお客さんが結構並んでいて(兵馬俑展をしていた)、待っている間は寒かった。常設展示のみで600円を支払い、長いエスカレータに乗って6階へ向かう(後ろを振り向いたら結構怖かった)。が、とりあえず7階の喫茶で珈琲を飲んで落ち着いてから展示を見ることにした。

広いフロアをうまく使ってある展示だった。カメラ撮影できるところも結構多く、体験型になっている部分もある。駕籠に乗り込んだり、まとい(火事のとき掲げるもの)を持ち上げたり・・・。しかし何より面白かったのは、これ。

遠眼鏡探訪(と呼んでいるらしい)。ミニチュア模型の町の中に、ミニチュアの形がたくさんいる。そしてそこには小型の双眼鏡が何台か置いてあり、それで覗くと一人一人の表情や職業(身に着けてるものなんかで判断)が見られる。これ、言葉では伝わらないだろうけど、本当に面白くて、全部で3種類くらい有ったのだけどずーっと見ていたいと思った。目が疲れたけど面白かった。正直600円は高いなぁと思っていたのだが、十分堪能した。また、この日は丁度からくり人形の説明会もやっていた。これもまた面白かった。

博物館を出ると、すっかりお昼をまわっていた。何を食べようかという判断も鈍るくらい空腹。するとそこにはちゃんこ霧島の文字が。しばらく逡巡の後、ココで食べることに。ちゃんこ鍋二人前、相撲コロッケ、さつま揚げ、イカ刺し雲丹あえをオーダー。働いている人が殆どアジア系の人で、オーダーがきちんと通ったか不安だったが、ものすごい満足するほど食べることが出来た。普段料理屋さんでは写真を撮らないことにしているが、旅行気分で思わず撮影。

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相撲コロッケっていうのは要するに土俵型のコロッケの上に力士に見立てたミニコロッケが乗っているもの。凄く大きいのでビックリしたがほんのりカレー味で美味。昼なのに生中と日本酒をオーダーし、かなり良い気分になってしまった。最後はうどんで締めてもう満腹。店を出るとすぐ裏手が陸奥(元霧島)部屋だった。

吉良邸跡を訪れた後、折角両国に来たので相撲部屋を探す。何も準備していなかったのだが道端に地図があってそれを見て大島部屋(所属力士・・・旭天鵬旭鷲山ほか)を発見。激写。裏にはまわしが干してあってビックリ。

他の部屋は発見できず、うろうろにも疲れて、東京駅へ向かう。八重洲の大丸でお菓子を見る。家人はまたも木村家の酒種あんぱんを買ったり、好物舟和の芋ようかんを買ったり。私は洋菓子ウエストのダークフルーツケーキに惹かれ購入。そして、あんまりお腹が空いていなかったので(ちゃんこ効果?)ベタだけどまい泉のヒレカツサンドを新幹線のお供に購入して、東京を後にしたのである。


この二日間で、普段よりもかなり歩いた。

二日間で5万歩以上。疲れたけれど面白い旅だった。東京は意外と緑が多いなぁというのが今回一番感じたこと。そしてよくよく考えると今回の我々の旅コースというのは外国人観光客向けルートだったと思った(そういえば外国の方が多かった)。新幹線に乗るとあっという間(というほどでもないけど体感的には近い)に着けるので、金銭的なことさえどうにかなればもっと頻繁に訪ねてもいいなぁなんて思った。でもとりあえず次は東京ではなく、川越小江戸芋ツアーかなんかに行かなければ。

ココまで読んでくださった方、冗長な紀行にお付き合いくださり、ありがとうございました。