x31hook's blog

何の考えもなくフリッカーアカウントを削除したせいで古い記事の写真がありません。あしからず。

大山崎山荘美術館補足

前回の記事に補足。

大山崎山荘美術館で好感を持ったのは、スタッフの感じのよさ。建物の雰囲気にスタッフの上品さがマッチしていて、居心地のよさを増幅させる結果となっていた。喫茶室で喫茶(ビール含む)をしたけれど、そこのスタッフも上品な感じでよかった。

前回にも書いた、様々な置時計。中でもボビン社の時計が素晴らしかった。

糸のついた玉が何回か巻きついた後に今度は逆に回って解けていき、最後に反対の棒に向かって巻きつくか、また同じ棒に巻きつく動作を繰り返します。
この巻く動作によりタイミングを取って時間を刻んでいるように見えます。

時計の雑学より、引用〜


その旧館とは別に、安藤忠雄設計のの新館があるのだが、天窓からの光が明るく、不思議な空間だった。地面から結構深いところまで降りていくのに自然光が差し込んでいるのが斬新だった。そこに展示されていたポール・シニャックの《ヴェネツィア》という絵画が非常に良かった。パステル調でモザイクのように描かれた水面が印象的だった。

何でもそうだろうけど、ものが良くても、コンテンツが良くても、最終的に雰囲気が悪かったら台無しだよなと思う。食事をしにいっても、味はいいが接客が良くないというのは一番勿体無い。今回はたまたま巡り合わせが良かっただけかもしれないけれど、そういうことも考えて運営されているのであれば嬉しいなあと思った。