x31hook's blog

何の考えもなくフリッカーアカウントを削除したせいで古い記事の写真がありません。あしからず。

ゲット・ラウド

素晴らしい映画を見た。「ゲット・ラウド」(http://getloud.asmik-ace.co.jp/)。U2のジ・エッジ、Led Zeppelinジミー・ペイジ、ホワイトストライプスのジャック・ホワイトの3人のギタリストが一夜限りのジャムセッションをする。そこにそれぞれ個々の語りパートみたいなモノがあって、音楽のルーツであるとかちょっとしたエピソードが紹介される、そんな映画。1時間半、ギター!ギター!ギター!。見所が沢山あって、終始のめり込みっ放しだった。
上映ギリギリまで全然知らなくて、日経新聞の電子版の吉田誠一のランニングの記事を精読している時サイドバナーにCharがこの映画を紹介している記事を偶然見つけたのがキッカケだった。この映画を映画館で大画面、大音量で観る事ができて本当に幸せだった。
勿論個人的にはジミー・ペイジが一番なんだけど、他の二人の挿話もそれぞれ興味深いものがあった。まずはオープニングのジャック・ホワイトの牧場でのシーン。コーラの瓶やら板切れやらで即席のエレキギターを作ってかき鳴らす。いきなり痺れる展開。ジ・エッジのエフェクターを多用した音作りへの並々ならぬこだわりとか、海岸で島に向かってギターを弾くシーンとか。ジ・エッジは、とにかく発言が格好良い。
ジミー・ペイジのとんでもなく昔の映像(なんでこんな映像が残ってるのかと思った)なんかも面白い。
すっかりおじいちゃんに(失礼)なってしまったペイジが、自分の膨大なライブラリの中から一枚のレコードを出し、プレイヤーに載せる。なんとそれがタランティーノ監督の「パルプフィクション」でも使われていたリンク・レイのランブルでビックリした。曲に合わせてギターの当てぶりをするペイジが、少年に見えた。少年といえばペイジが「Whole lotta love」のリフを弾き始めた時、エッジとジャック・ホワイトはまるで少年のような顔をしていたのも印象的だった。テルミンをプレイするペイジとか、もう見所が満載。DVD化される時には必ず買うので、オフテイクを特典映像として満載して欲しいなと思った。ああ、音楽とはいいモノだ。