x31hook's blog

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ホーボーウィズショットガン

ホーボーウィズショットガンを観に大阪はテアトル梅田まで行って来た。マチェーテに続くグラインドハウス発映画という触れ込みで、残虐描写が多すぎるのでR18指定であり、それ故の上映館の少なさなのだろうと思う。
大阪まで、しかも夜一回しか上映していないので行きにくかったが、ロドリゲス絶賛、とか、第二のタランティーノなんていう惹句を聞くと観に行かないわけにはいかず。
映画は、ルトガー・ハウアー演じるホーボー(流れ者)が、ある日たどり着いた荒廃した街をショットガンを用いて浄化するというとんでもない筋書き。そこに至るまでのちょっとした葛藤を描いていたり、これでもかという痛いシーンの連続で90分はあっという間だった。グラインドハウス映画だから(だと思うが)ものすごいトンデモ展開とご都合主義に溢れ、徹底的にハチャメチャだった。でも何というか、エンターテイメントしてたなというのが一番の感想。カメラワークが所々凝っているなとも感じた。あとはロドリゲスやタランティーノの映画に対するオマージュを感じた。カールスバーグの小瓶を呑みながら観ていたが、そういうのにふさわしい映画だなあと思った。そういえばマチェーテのDVD特典でアメリカで上映した際の観客の声入りバージョンがあったが、激しいシーンではえらい盛り上がりようだった。この映画でもおそらくそうなんだろうな。
ルトガー・ハウアーはいい感じで味のある雰囲気を出していた。個人的にはヒッチャーよりこっちのが断然良いと思った。
どうでもいい話だが、似たげな触れ込みで観た映画、ヘルライドよりもお客さんは入っている印象だった。
こういう映画って批判されるんだろうし、自分でも何で観ちゃうのかわからない所もあるけれど、面白いものは面白い。この監督、ジェイソン・アイズナー、次回作に期待したい。


以下、個人的メモ。反転ネタバレ注意。
トンデモハチャメチャで受けた所
•ショットガンと芝刈り機の値段が同じ。
•売り物のショットガンなのに装填されてる!
•弾は無尽蔵?リロードもしていないのに。
•アビーは何も出来ないといいながら、板金や溶接をちゃんとしている!
•地獄の使者関連はほぼ全てツッコミどころ。ルックス、攻撃方法(膝の裏~吊るす所)、なんかタコいた。案外優しい(ライター)?あと、最後あっさり帰っちゃうし。
あまりに痛々しかった所
•カミソリバット。
•芝刈り機関連。指が。。。腕が。。。
•それでマンホールの蓋持ち上げる所。