ペリカンと言っても、鳥の話ではない。ドイツが誇る万年筆、ペリカンの話。
わかる人はわかるだろうけど、ペリカンの万年筆と言えば、緑縞のスーベレーンを指すのだろう。
<参考写真:クリックするとショップへ飛びます。>
ペリカン スーベレーン400 緑縞(M400) M(中字)
しかし私は緑縞は所持していない。
というか、赤とか青などスーベレーンの標準品すら持っていない。
最初に買ったのは、廉価版の金ペン、M250だった。
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これがいけない。いけないというか、良い。良すぎていけない。
書きやすいのである。とても。
上位のペン、例えば赤縞のM800などを買い求めに行ったのだけど、書き味がそんなに変わらない(いや、むしろ一緒に思えた)ことに非常に驚いた。何だか買わなくていいような気がしてしまったのである。本来的には、大きさも違うしクオリティだって勿論違うのだろうけど、当時の私は値段の差ほどその差を感じることが出来ず、ペリカンはもう買えないなと複雑な心境(とりあえずベストアルバムを買ったら好きなアーティストになったのは良いがベストを持っているだけに他のアルバムが買い難い症候群、と名づけている。)になってしまった。
しかし、である。東京に出張に行ったときに、青山は書斎館に足を踏み入れてしまいデルタ366と迷って(というかそちらは手に合わず)、この小ささでこの書きやすさと驚いたM320を購入してしまう。しかもペンは小さいのにペン先はB(太字)をつけて。
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そして何を思ったか最近先日エントリーした手帳に合わせるべく、上野はアメ横、ダイヤストアで色重視でホワイトトートイスを購入。
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ということで、買わないと言っていたのにも関わらず、少し変わったものを揃えて結局三本。物欲って恐ろしい。
ちなみに入っているインクは、こんな感じ。
結局は3本とも気に入って使っていて、それぞれ自分にとっては特殊なペンである。
M250は、長く使っているのでこなれてきていて、しかも唯一茶系のインク。この色結構好き。
M320は所持している中で数少ない太字。しかもインクはターコイズですごく目立つ。そして小さいので持ち歩きやすい。
ホワイトトートイスは、これも数少ない細字。
「ペンなんか何本あったって一緒でしょ」なんて言われるが、自分にとってはそれぞれが意味があったりする。