x31hook's blog

何の考えもなくフリッカーアカウントを削除したせいで古い記事の写真がありません。あしからず。

定例会第九弾

今回の定例会は、家人の誕生会として企画した。割と近所(と言っても徒歩20分くらいかかる)だが行った事がなく、しかし名店としてよく聞くBistrot Si・ba・kiへ行くことに決めた。実はお店の前は何回か通りかかったことがある。しかしそれは偶然であり、いまいちどこにあるのかよくわからなかった。そんなこんなで数年前から気になってはいたが、一度も訪れる機会はなかった。

それゆえ、予約をしてから地図を調べ、うちから大体1.8kmあることやどの道を通っていけばいいのかを検討し、朝RUNの時に何回か下見に行った。しかし最初の2回はとうとうたどり着けなかった。生来の方向音痴と、地図を持って歩いていたわけではなく曲がるところを間違えたせいで、危うく帰れなくなるところだった。ちなみに、当日の朝にも下見をした。無事たどり着けることがわかった。(当たり前か)所要時間を調べる、という目的もあった。

残暑が厳しい中、汗まみれで入店、少し早めに着いてしまったが快く受け入れてくださる。外から見ると普通のお宅のようだが、中は少々暗めの雰囲気のあるビストロだった。メニューは当日決めて良い、と言うことだったので、相談して二人ともBコースにした。スープは二種類からのチョイスで、前菜とメイン料理はそれぞれ結構色んな種類から選べる、しばし迷って結局オーダーしたのが下記のメニュー。

アミューズ
•海鮮のタルタル
•豚肉のリエット
•鴨肉とレンズ豆の巻いたの
•フォアグラのブリュレ
前菜
•スズキのスモークと洋梨のサラダ
•ホタテのソテーサラダ添え
スープ
•カボチャの冷製
•大根のスープ
メイン
•牛フィレのステーキ
•ホロホロ鳥の詰め物
パン
•胡麻のパン
•クルミのパン
•フランスパン
デザート
•チーズケーキ
•バナナのタルト
•桃のクラフティ
•バジルのアイス

どれも本当にすごく美味しかった。久々にきちんとしたフレンチを食べたな、という印象。中でも最も衝撃だったのは、前菜の「スズキのスモークと洋梨のサラダ」。まずスズキのスモークの具合が絶品で、こんなに美味しいスズキを食べたのは初めてだった。また、洋梨のサラダも不思議。フルーツの味じゃ無い、きちんとサラダになっている。

また、メイン料理の付け合せの温野菜が絶妙の火の通り具合で驚いた。

ホロホロ鳥は家人のチョイスで、シェアして貰ったが、二人とも初めて食べる食材だった。詰め物は栗やフォアグラなどで、それをホロホロ鳥で巻き、表面はベーコンで巻いてあった。栗のせいか、秋の味覚を味わっている感覚で、これもまた美味しかった。

こちらは、牛フィレのステーキ赤ワインソース。肉の下に細かく切った野菜とソースが隠れている。肉のうまみを感じた。

デザートはこのように盛り付けられている。種類が多くて驚いた。バジルのアイスは初めて食べる味。桃のクラフティが一番美味しかった。

普段ほいほいと行けるお店ではないけれど、(それでも安いなとは思うけど)記念日とか何かの区切りで、季節ごとに訪れたいお店だなと感じた。お店を出る時にも行ったのだけれど、「また来ます。ごちそうさまでした。」

白と黒

先日大阪で見た森山大道展、「オン・ザ・ロード」。見終わったあと早速影響されて写真を何枚か撮った。最近あまり撮影していなかったので、いい刺激になった。

会場でドキュメントのような映像が流れていて、30分近く見た。(もう少し時間があれば全部見られたのだけど。)森山大道はどこか魅力的な人だなあと思った。何の気なしにすっとカメラを構えて、撮影する。まるで呼吸をするように。最近の映像だからかもしれないけれど。

会場の外に使用カメラがひっそりと展示されていた。一見気づかないようなところに。中でも、やっぱりPen Wは格好の良いカメラだなあと思った。

この日他に印象に残ったこと。
・中ノ島は意外と涼しかった。水のせいか?
・つるとんたんで明太クリームうどんを食べた。ミスマッチと思いきや、あう。
・竹炭入りのバニラアイス、黒い。
・夜、アヒージョを初めて食べた。おいしい。(フィゲラスにて)

定例会第八弾後半〜和知〜

ということで、昨日の続き。というかもう記録みたいなもの。
最初に頼んだのは地ビール3種飲み比べセット。サンクトガーレンの湘南エールと、あと二つは銘柄まで覚えてないのだけど、カスケードホップのものとヴァイツェンだった。どれも美味しかったけど、特にカスケードホップのが美味しかった。飲み物は他に、サンクトガーレンのペールエール(リアルエール)と日本酒、中澤酒造の一博うすにごり純米生。この一博が滅法おいしくて、感動した。他にメニューに載っていた日本酒も、飲んだことの無い物が多かった。勝手に結構飲んできたつもりだったけど、自分で手に入るものには限りがあるなと思った。

突き出しに出てきたのは京豆腐の冷奴だったが、かかっている醤油が美味しく、これは間違いないなあと思った。結構色んなものを食べまくったけど、どれも美味しくてびっくり。燻製はタコと卵が特に美味しく、香りが印象的だった。焼き鳥も胸肉、つくね、ハツ、こころのこり、レバーと食べたけど、本当においしい。特に胸肉はレアに仕上げてあって絶妙だった。こころのこり、初めて頂いたのだが、ハツの上の血管だと説明してもらった。食感がよく、これもまた大変おいしい。

あとはあて味噌。何種類もある中で、豚味噌、黒毛和牛、山椒、山科唐辛子を食べた。それぞれ素材の味が生きていて、全然違ったものとして味わえる。おつまみとしては最高だなと思った。

個人的にこの日一番美味しかったと思ったのはひねどりの直火焼き。そもそもこの手のものは好きで良く食べるんだけど、素晴らしく美味しかった。

目の前で切ってもらった生ハムも美味しかった。自宅近所の某所で窓際に置いてあるのをほぼ毎日見ながら暮らしているので、念願かなって食べられたのは嬉しかった。

結局美味しいしか言ってないな。実際に美味しかったんだから仕方が無い。
頻繁にいくのは予算的にもいろいろ難しいかも知れないけれど、時々はお邪魔したいなと、4階から1階へ階段を危なっかしく下りながら二人で話した。

定例会第八弾前半

定例会、今回は家人の仕切りで。10月に開催される陶灯路で使う清水焼の陶灯器に絵付けをしようというイベントに参加した。素焼きしてあるいろんな種類の陶灯器を各自で選び、鉛筆で下書きし(鉛筆の線は、焼くと消えるのだそうだ)、呉須を使って筆で書くのだけれど、まず何を書こうか、というのが中々決まらない。

前もって考えてくれば良かったと思いつつ、実施の時期が秋なので秋らしいものをと、ススキと月を書く事に。敷いてある新聞にちょいちょいと書いてみると何となくそれらしく書けるのだけれど、陶器の表面に書くのはまた一味違って難しかった。あと、絵が下手だというのを改めて思い出した。脳内にはもっといい感じでイメージできているけど、実際はこれススキ?って塩梅になってしまった。まあ、それもまた一興か。家人は濃淡をうまく活かせるような絵付けをしていて、羨ましく思った。再来週あたりには出来上がるようで、楽しみである。

絵付け 絵付け家人

その後バスで山を越え、四条河原町を下がったところの「つるや」へ久々に。ここではいつもカツ丼を頼んでしまう。本当は違う物も食べたいのに、ここでしか頼めない(と思う)カツ丼が好きなので、今回もオーダー。スライスビーフカツに甘辛の丼タレ、そして山椒。いつもながらに美味。でもシソ切り食べたかった。
その後高島屋で、念願のバカラのグラスを買った。エトナも良かったんだけど、やっぱり手作り物がよくて、マティアスのものに。大事に、しかし使い倒そう。
バカラ on Twitpic
その後家人が以前参加した陶芸教室の作品の回収のついでに、三条新町の!-foodsまで移動し、おやつにタルトとモヒートを頂く。もうなんというか久々にかなり暑かったので、モヒートの爽やかさが嬉しかった。

しかし無駄に移動してるなあ、疲れてきたと思いつつ、もうこうなったら晩御飯を食べて帰ろう、ではどこに行こうか、という事で、かねてから気になっていた和知に行って見る事に。調べると18時開店との事だったので、大丸や生きている珈琲などで時間を潰し、ビルの4階へ乗り込んだ。以降、後編へ。

ORIGINAL LOVE「白熱」

最近まで、人に借りたアタリティーンエイジライオットの「Is This Hyperreal ? 」ヘビーローテーションで聴いていた。ささくれ気味なこともあってか、煽り系のシャウトと破滅的なビートを心地良く感じていた。
そんな中、ORIGINAL LOVEが「白熱」という新譜を出した。Twitter田島貴男をフォローしているので、制作の段階から情報が入っていたし、発売日以降RTされる聴いた人の反応を見ていると、どうしても聴きたくなった。
先週末、試聴できる所を求めて何軒かショップを回ったが、たまたま同系列の店ばかり回ったせいか、全然見つけられなかった。余計に気になったので帰宅後itunesで試聴してみた。かねてから気になっていたスチャダラパーとのコラボ曲、「カミングスーン」を聴いて、こりゃ買うしか無いなと思ってその場で購入してしまった。

ニューアルバム『白熱』は、歌と演奏、プログラミング、ミックス、マスタリングまで全部ひとりでやったアルバムだけど、じつは、ごく近いスタッフ達や友人から長い期間に渡ってたくさんツッコミを入れてもらい、幾度も考え直して作った。そういう意味では自分一人で作ったアルバムでは全然ないんだ。〜本人ツイッターより〜

以来、毎日聴いている。時に走りながらも。その時々によって新しい発見がある。聴いていて心地の良いグルーヴを感じる。なんというか、親密な感じ。

全曲良いのだけど、今のところ特にお気に入りは、フリーライド、カミングスーン、二人のギター。こんなに聴いてるのに全然飽きが来ないのは素晴らしいなと思う。今ちょうど自分が求めているものがこれだったのかな、と感じている。機会があれば是非、生で聴きたいなと、そう思っている。

走ること

最近心を捉えているのは、走ること。生活の中心とまではいかないが、それに近いものがある。

一年近く前から週に3回はウォーキングをしようと思い立ち、始めたのがきっかけ。最初は朝からわざわざ外に出る、という事自体が苦痛な面もあったが、しばらくすると習慣化されて来て、自然と行動するようになってきた。

そして週3日のウォーキングに慣れてくると、物足りなくなる。周りを見回すと、走っている人がいる。結構いる。そして毎回会う人が、ついこの間までウォーキングしてたのにいつのまにか走っている。そういうのに刺激を受けて、少し走ってみたりした。すると思いの外走ることができた。

嬉しくなって金哲彦の「体幹」ランニング (MouRa)など、ランニング関連の書籍を買って、実践した。 モチベーションアップになったのは、nikeplus。ちょうどiPod nanoを買ったばかりだったので(というか、それまでのclassicではどうも走りづらいのでnanoを買った)、センサーを買いシューズに装着。ただ走るだけで運動時間や距離、ペースなどを計測してくれる。連動しているWebサイトも素晴らしく、どんどん走りたくなってくる。

しかし実測値と記録される距離の差が気になり、一念発起してGPSウォッチ、ARES GPSを購入した。もちろん心拍センサー付き。正確さに加え、走りながら記録されていく、すげえ、みたいなメカ的な面白さなども加わり、モチベーションはさらに高まってきた。

今現在、nikeplus使用時から200km以上、GPSウォッチ使用時から60km以上走ってきた。すごく走っている人から見たら全然大した距離じゃないけれど、自分としてはなかなかのものだと思っている。そもそも走るのが好きだったわけでもないし、学生の頃の事を思い返すと、長距離走なんかむしろ嫌だった。それが今ではランニング雑誌を買ったり、グッズを買ったり、暇を見つけては走ろうとしてみたり。不思議なものだ。

性格的に形から入るのが好きなのが奏功していると思う。この半年ぐらいの間に結構色々買い揃えてきた。前述した物以外でも、C3fitのランニングタイツとか、ゲイター(ふくらはぎに装着するもの)、マクダビットのアームスリーブ、2足目のランニングシューズ、ルナグライド2…。ショップに行ったりするのも結構楽しい。 今のところ◯◯大会に出よう!など明確な目標があるわけではないけれど、続く限り楽しんでやっていきたい。

定例会第七弾

定例会第七弾は、マイ企画。近場で江戸を体験しようというテーマのもと、奈良県の近鉄八木西口近くの今井町へ向かった。そもそも全然知らない場所だったのだけれど、電車の中でポスターを見かけ、調べてみると結構面白そうだったので出かける事に。

近場とはいえ電車で一時間超かかるので早めの出発。時は7月9日、近鉄の乗客の中には「京都大作戦」に行きます!と顔に書いてあるような人が沢山いた。節電の為車内の照明を落とした近鉄電車は、駅によっては結構車内を暗く見せつつ八木西口へ。良すぎるぐらいのいい天気で、照り返しも強くへろへろになりそうになった。

今井町
東西600m、南北310mのエリアの中に、本当に古い街並みが立ち並ぶ。場所によっては送電線を埋設してあるので、狭い路地なんかはタイムスリップしたかのようである。しかしさらにすごいのは、いわゆる観光地という感じはあまりせず、全くの生活の場だというとだ。中を見学できるところが何箇所かあるが、予約が必要だったり、チャイムを押して申し込んだりするもので、そこで生活しているのだろうと思わせ、なかなかハードルが高い。結局は町屋の資料館と、開放されている町屋を見たぐらいで、あとはひたすら外を歩いた。それでも風情があり、不思議な感覚を味わう事ができた。そして、後で気づいたが一時間ばかりのうちに猛烈に日焼けをした。

ちょうど昼時になったので、下調べをしたお店でランチを、と思ったが、あまりの暑さと初めての土地という事もあいまって結局たどり着けず、近鉄百貨店の橿原店に避難するように入館した。そこでアサヒビールのビアレストランを発見、しかも飲んでみたかったエクストラコールドがあったので、迷わず入店、焼きカレーとエクストラコールドを楽しんだ。最上階の窓際の席で、始めての土地の眺望と冷えたビール。飛び込みの割にはいいランチだった。普段自分では決して買わないアサヒだが、外ではあまり贅沢も言えないので良く頼む。日焼けしてしかも喉が乾いていて、エクストラコールド、これは中々良かった。余談だが、ミュンヘンで飲むアサヒはなぜあんなにうまいのか、注ぎ手の腕なのか謎である。

さて、食後。腹ごなしに近鉄橿原店を見て回ったが、なかなかいいなあと思った。生活用品フロアでの、野田琺瑯や鍋の品揃え、様々な調理雑貨、地階の食品売り場の充実具合など、近くにあったら嬉しいなと思う。

その後西大寺に移動し、奈良に来たらほぼお決まりになっている、ガトー・ド・ボワでのケーキタイム。最近あまりケーキに食指が動かなくなった我々だが、ここのは格別。多数あるケーキの中から何を選ぶか、いつも悩む。どれを選んでも美味しいのはもうわかっているんだけど。本当はテイクアウトしたいが、持って帰るのは微妙な距離。それが残念でならない。
ガトー・ド・ボワ
定例会も回を重ねて来たが、まだまだ企画は沢山ある。次のマイ企画(9月実施)は今回は行くはずで日程が合わなかった◯◯の◯◯会にする予定。